苦味の正体は?苦味を抑えるお茶の淹れ方

苦味の正体は?苦味を抑えるお茶の淹れ方

お茶は甘味やうまみ成分が多く含まれますが、それと同時に渋味や苦味が感じられますね。

多くの人が苦すぎるお茶は好きではないですよね。

今回は、苦味を減らす淹れ方を紹介していきます。

お茶の苦味の正体とは

お茶も様々な成分が混ざってできた飲み物です。

苦味にも、「苦味を出す成分」というのが含まれています。

お茶の中の主な苦味の正体は2つあります。

1つは緑茶でよく聞く「カテキン」です。

そしてもう1つはコーヒーでおなじみの「カフェイン」です。

お茶の中のカテキン(タンニン)とその味

よくお茶の良いところとして紹介されるときに出てくるワード「カテキン」。

実際お茶のカテキンは、抗菌作用やがん予防、肥満の抑制など、様々な効果が確認されています。

しかし少し昔は「カテキン」よりも「タンニン」という言葉をよく効きませんでしたか?

実はカテキンはタンニンの中の一種なのです。

例えて言うなら「魚の中のまぐろ」とか「お米のなかのコシヒカリ」などです。

これが「タンニンの中のカテキン」になっています。

昔はよく「お茶の苦味はタンニン」と言われてきましたが、これは間違いではありません。しかし厳密に言うと「お茶の苦味はカテキン」なのです。

※厳密に言えばカテキンにもたくさんの種類がありますが、ここではまとめて「お茶のカテキン」として扱っていきます。

 

お茶のカテキンは、お茶に苦味を与えます。

しかしその苦味は「後に残りにくい苦味」です。

お茶は、基本的に口にまとわりつくような苦味が残ることはありません。

これはカテキンの苦味の影響なのです。

また同時にカテキンは、苦味ほどはありませんが、少しだけ渋みも感じます。

この渋みも後に残らないものです。

そのためカテキンは、言葉は矛盾しますが、「さっぱりとした渋み」と言えるでしょう。

 

お茶の中のカフェインとその味

カフェインは眠気を覚ます効果があり、社会人や学生にとって、ときにはとても重宝する成分ですね。

これはお茶の中にも多く含まれています。

特に緑茶の玉露においてはコーヒーの数倍のカフェイン量が含まれています。

 

このカフェインの味は「わずかな苦味」です。

カテキンほど、大きな苦味は感じません。

カフェインの苦味はカテキンよりもよりさっぱりとしています。

カフェインレスのお茶と、同じ茶葉を使ったお茶を飲み比べると分かりますが、カフェインレスの方はお茶のちょうどいい苦味が感じられないことが多いです。

そのため市販のカフェインレスのお茶には別途苦味成分を添加しているものもあります。

 

苦味を減らす淹れ方

お茶に含まれる苦味成分「カテキン」と「カフェイン」は、お茶っ葉からお湯に溶けて出てきます。

実はこれら2つの苦味成分はどちらも高い温度のお湯に溶けやすいのです。

そのため、お茶を入れるお湯の温度をコントロールすることで、意図的に「カテキン」と「カフェイン」を減らして、苦味の少ないお茶を出すことができます。

 

よく「家の緑茶は苦い」という声を聞きますが、それは沸騰したばかりの100℃近いお湯にお茶っ葉を浸けたことが原因です。

苦味を少なくしようと思ったら、低い温度でじっくりと時間をかけてお茶っ葉を浸けてください。

逆に、苦味を増やしたかったら高い温度でお茶を淹れるといいでしょう。

 

 

最後に

お茶の種類によって最適な温度というのは決まっているのは知っていますか。

例えば玉露なら50℃〜60℃、煎茶なら80℃前後、紅茶なら100℃などです。

これは、苦味以外の成分、甘味や香りといったもののも含めて成分のバランスが最も良いとされている温度です。

 

今回「苦味」にスポットを当ててお話ししましたが、それが必ずしも「おいしい」と感じるわけではありません。

 

人の味の感じ方には個人差があります。

紅茶でも低めの温度でじっくりと味を溶け出したほうが美味しいという方もいるでしょう。

 

同じお茶の葉でも、いろんな温度で淹れてみて、自分にピッタリの味を見つけてみましょう。