煎茶と抹茶の5つの違い

煎茶と抹茶の5つの違い

 


「煎茶」や「抹茶」は日本人には馴染みの深い飲み物です。どちらも緑色をしたお茶のことですが、ご存知の通り、味の違いは明確です。この2つは何が違うのでしょうか。

今回は、煎茶緑茶と抹茶緑茶の主な違いを簡単に紹介します。

 

5つの違い

煎茶と抹茶には大きく5つの違いがあります。

 

違い①:栽培方法

煎茶と抹茶の違いの1つは、栽培方法にあります。

煎茶は日光が当たるところで栽培され、抹茶は日陰で栽培されます。日陰と言っても自然な日陰ではなく、実際はシートを覆い被せて日光が当たらないように栽培されています。

例えていうなら抹茶は苔のような感じなのです。苔は濃い緑色のものが多いですよね。同じように日光のもとで育つ煎茶よりも、陰で育つ抹茶の方が濃い緑色になります。

この栽培方法の違いによりこの後に説明する味や成分が変わってくるのです。

 

違い②:加工

抹茶は乾燥などの加工した茶葉を最後にすり潰して出来上がります。そのため出来上がった商品は粉状です。

飲む際にも、煎茶はお湯で味を抽出して飲みますが、抹茶は粉も一緒に飲みます。そのため抹茶のほうが少ない茶葉で濃い味になるのです。

 

違い③:味

これは言うまでもありませんが、お茶にして飲むときに2つの味は違いますよね。

味を見てみると抹茶はクリーミーで旨味があるのに対して、煎茶は苦味がグッとくきます。しかし後味は煎茶のほうがスッキリとしており、抹茶はいつまでも口に残ります。

 

違い④:カフェインとテアニン

成分の違いの一つにカフェインとテアニンがあります。

抹茶は日陰で栽培されるため、葉により多くのカフェインを含みます。さらに、リラックス効果のあるテアニンが多くなるのも特徴です。

そのため抹茶のほうがリラックス効果があり、またカフェインが多いことから頭がスッキリするわけです。朝ホッと一息つきたいときには、眠気覚ましの効果も兼ね備えた抹茶のほうがいいというわけですね。

 

違い⑤:カテキン

最後の違いは、緑茶に含まれるカテキンです。

カテキンはカフェインなどと違い日光下で成長されたもののほうが多く含みます。つまり煎茶のほうがカテキンが多いのです。

カテキンは糖尿病や高いコレステロール値などの生活習慣病に効果があるとされています。健康に気を使いたいときは煎茶のほうがおすすめです。

 

まとめ

2つの違いをまとめると以下のようになります。

煎茶 抹茶
栽培方法 日光を当てる 日光を当てない
加工
苦味があるが後味スッキリ 旨味がありクリーミー
カフェインとテアニン 少ない 多い
カテキン 多い 少ない

 

この2つでどちらを飲むかを決める際に、味の好みで選ぶ場合は、苦味や旨味が基準となり、人それぞれの好みの問題になるでしょう。

しかし成分・目的で決めるなら、リラックス効果を得たい場合や頭をスッキリと覚ましたいときは抹茶、しっかりした健康管理をシたい場合は煎茶、となります。

 

今回は大きく煎茶と抹茶で分けて考えましたが、それぞれの中にもたくさんの種類があります。

目的や味を決めて自分にあった美味しいお茶を探してみましょう。